人間たちの話
今日読み終わった本はコレ
⇩
- 作者:柞刈 湯葉
- 発売日: 2020/03/18
- メディア: 文庫
俺はあまり小説は読まないんだが、ビジネス書ばかり読んでいると疲れる時もあるので、何となく休憩的に読む事がある。
で久々のSFだ。
過去にSFで読んでいるのは
- 作者:アーサー C クラーク,福島 正実
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: Kindle版
- 作者:ジェイムズ・P・ホーガン
- 発売日: 1980/05/23
- メディア: 文庫
等といった名著ばかりだ。
上の2冊は本当にオススメなのでSFに興味がある人は是非読んで欲しい。
で、
今回はSNSで流れてきた情報で
“面白そうだな〜”
と思って買った。
俺の衝動買いと言えば
“ジャケ買い”
なんだけど、今回の買い方はTwitterで見て買ったから
“ツイ買い”
って感じかな。
小説だから詳しくは書けないから紹介と感想を書いていきたい。
どんな時代でも、惑星でも、世界線でも、最もSF的な動物は人間であるのかもしれない……。火星の新生命を調査する人間の科学者が出会った、もうひとつの新しい命との交流を描く表題作。太陽系外縁部で人間の店主が営業する“消化管があるやつは全員客"の繁盛記「宇宙ラーメン重油味」。人間が人間をハッピーに管理する進化型ディストピアの悲喜劇「たのしい超監視社会」ほか全6篇を収録。稀才・柞刈湯葉の初SF短篇集。
Amazonより
この表題作の
“人間たちの話”
が書き下ろしだ。
そして、俺自身1番考えさせられた話でもある。
あとは“たのしい超監視社会”もオススメだ。
この短編集はどれも本格的なSFでは無く、何処かコミカルでちょっとだけシリアスと言った感じだから軽く読めてしまう。
表題作なんて一瞬、SF作品である事を忘れていた。
しかし、どの作品にも共通するのは“シニカル”で有ること。
たまにポロッと出てくるセリフにドキッとさせられる。
全ての短編が非常に面白く読めた。