コロナショック・サバイバル 富山和彦 著
今読むべき本を読み終わった。
今日読み終わった本はコレ
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- 作者:和彦, 冨山
- 発売日: 2020/05/09
- メディア: 単行本
著者は経営共創基盤の代表取締役CEOの富山和彦さんだ。
NHKスペシャル『激震コロナショック~経済危機は回避できるか』に著者も出演しているので
ご存じの方も多いと思う。
著者出演と言えば、この動画もおススメだから見ておいて欲しい。
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newspicks.com
ちなみにこのNEWS PICKSはかなり良いので、有料会員になったほうが良い。
本一冊分の会費でこのような動画も見れる。
くだらないワイドショーなんかよりよっぽど良い。
話を戻す
内容
タイトルにある通りコロナショック後の日本経済の復興に何が必要かという話だ。
以下、目次
はじめに
第一章 L→G→F経済は三段階で重篤化する
第二章 企業が、個人が、政府が生き残る鍵はこれだ
第三章 危機で会社の「基礎疾患」があらわに
第四章 ポストコロナショックを見すえて
おわりに
の全四章で個人的に第一章と第二章は、本にドッグイヤーが多くついた。
押さえておく必要があるのは
第一章のL・G・F重篤化の流れだ。
L→ローカル=中堅・中小サービス業
G→グローバル=大企業とその関連下請け企業
F→金融=金融システム
の事でこの順に経済が重篤化していくという。
確かにメディアからの情報を見ているとローカル経済への打撃が一番最初に来ている。
この章を理解しておくことで、今後の流れが読みやすくなる。
第1波 日本のGDP7割を占めるローカル産業の壊滅(飲食、小売、エンタメなど)
第2波 自動車、電機など大企業 グローバル企業へ波及
第3波 金融恐慌の発生
第二章では個人や企業がどうのようにして生き残っていくかが書かれているが
個人として覚悟しておかなければいけないと指摘されていることは非常に参考になった。
自分の置かれた状況、自分の組織がこの後どれくらいの嵐に巻き込まれるか、色々な情報を集め、其のうえで自分の頭で考え抜くことである。
結局は人の意見に左右されるのではなく自分で決めろという事だが
決定に至るまでのプロセスではしっかり情報を集めなければいけない。
そのために必要な本の一つがこの本だ。
そして企業の変化の必要性も説いている。
DX(デジタルトランスフォーメーション)
や
CX(コーポレートトランスフォーメーション)
だ。
この危機を乗り越えてなお、変化をしようとしない企業やリーダーは生き残ってはいけない。
本書の続編
「コーポレートトランスフォーメーション 日本企業復興計画」
も6月に刊行予定との事。
楽しみだ。
だが、その前に自分のトランスフォーメイションをしておきたい。
先日、緊急事態宣言が39県で解除された。
近いうちに東京も解除になるだろう。
解除後に変化のない組織に軸足を置くのは危険だ。
しっかり会社を見て判断する必要があるだろう。
宣言後辺りを見回してほしい。
身の回りに変化がなかったら要注意だ。
※追記
なんと中田敦彦さんのYouTubeチャンネルで解説してた!
勿論こちらの方が良いので見てください!
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【コロナ後の経済①】リーマンショックを超える経済危機からの復興計画
【コロナ後の経済②】勝つためにはグローバル×デジタルじゃないとヤバい
では、また!