kossy'sブログ

32歳で脳梗塞に、それをきっかけに走り始めたアラフォーランナー。趣味は読書・NBA・子育て

イシューからはじめよ 安宅和人著

読み終わった本はコレ

とにかく名著、ビジネスパーソンは必読だろう。
だから解説というよりは個人的な忘備録的なブログになってしまうと思う。
詳しい解説や本の内容はいくらでも検索すれば出てくるので、詳細を求めている人は他をあたって欲しい。

著者の安宅さんを知ったのは昨年、きっかけはNewsPicksだ。
そしてこの本を読んだ。
kossyhide.hatenablog.com

彼が出ている番組で興味を持ったのがきっかけだ。
NewsPicksの番組は正直TVなんかより見る価値はずっとある。
安宅さんの出演している回は全て神回なんだけれども
先日放送されたコレはおススメ

newspicks.com

では忘備録的だが本の紹介をしていきたい。

イシューとは、一般的な用語としては「論点」「課題」「問題」などと訳されることが多いが、「クリティカル・シンキング」においては、論理を構造化する際に、その場で「何を考え、論じるべきか」を指す。 「イシューを特定する」とは、「何を考えるべきか」「受け手の関心は何か」を熟考し、「考え、論じる目的」を押さえることを指す。
Wikipediaより

●はじめに 優れた知的生産に共通すること

この本は生産性を上げたい人は絶対読んだ方が良い。

悩まない、悩んでいるヒマがあれば考える
僕の考えるこの2つの違いは、次のようなものだ。
「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに「考えるフリ」をすること「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること この2つ、似た顔をしているが実はまったく違うものだ。

悩まない、悩んでいるヒマがあれば考えるという事。

正直、悩むと考えるの違いなんて意識したことなかった。
コレは良いヒントになった。

●イシューを見極める

「何に答えを出す必要があるのか」という議論からはじめ、
「そのためには何を明らかにする必要があるのか」という流れで分析を設計していく。

●イシュー特定のための情報収集

具体的なイシューの特定方法が書かれているのでコレは是非みんな使って欲しい!

第1のコツは「一次情報」に触れることだ。一次情報というのは、誰のフィルターも通っていない情報のことだ。具体的には次のようなことが役立つ。

モノづくりの場合……生産ライン、調達の現場に立つ。現場の人の話を聞く。可能であれば何かの作業を一緒にする

販売の場合……販売の現場に出向く。店頭に立って顧客の声を聞く。可能であれば一緒に活動する

商品開発の場合……商品が使われている現場に出向く。商品を使っている顧客と話をする。なぜそれを使うのか、どう使い分けているのか、どんな場面でどう使っているのかなどを聞く

研究の場合……そのテーマを研究している人、その手法を開発した人の研究室に行く。話を聞き、現場を見る

地方の場合……対象とする地方とそこと対極的な動きをしている地方に出向き、違いや事象を見て理解する

データの場合……加工されていない生のデータにあたり、変化のパターンや特徴を見て理解する


コツ

集め過ぎない・知り過ぎない
自分たちは知り過ぎているが故に、その世界のタブーや「べき論」に束縛されてしまい、新しい知恵が出にくくなっていることが大きな理由のひとつだ。優秀であればあるほど、このような「知り過ぎ」の状態に到達しやすく、そこに到達すればするほど知識の呪縛から逃れられなくなる。


以上

この部分に日本式システム『カイシャ』の特徴が良く出ていないだろうか?
俺が務めている会社は老舗のメーカーなので上記の事が全くできていないんだ。
だからこの本は非常に勉強になったし参考にしている。

きっとこれから先、俺のバイブルになるだろう。



皆はバイブル的な本を持っているだろうか?



俺はまたバイブルが一冊増えた。



では、また!
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