脳梗塞 〜入院 急性期編〜
さて、前回のブログ脳梗塞 〜前兆から診断まで〜 - kossy'sブログで入院までを書いたので今日は入院生活を書いていく。
入院生活スタート
入院初日〜3日程ICUに入り、その後10日間程を隣の急性期病棟で過ごす事になる。
状態としては右手足が動かない右半身麻痺の状態だ。
前回のブログ冒頭で軽く触れたが状態を詳しく書いていく。
右手の麻痺
利き手の麻痺はつらい、信じられない事にスプーンを持てない。
最初は信じられなかった、スプーンも持てないなんて…なのでICUにいる間はスプーンにタオルをグルグル巻きにして太くして持っていた。
それでもやっと持てた位だ。
右足の麻痺
足が麻痺している感覚は無く、歩けるんじゃないかなと漠然と思っていた。
麻痺を実感したのはトイレに行く時だった。
ベッドから降り車椅子へ、トイレに入ったが看護師さんが出ていかない(-_-;)
何故だろうと考える暇もなく介助されながら便座へ、この時「俺は今立てないのか…」とはっきり感じたのを覚えている。
物心ついてから女性に見られながら用をたすのは初めてだったので中々出ない…でも、またトイレに行くのが嫌なので強引に出した覚えがある。
人生で1番踏ん張った瞬間かも知れない。
ICUを出て急性期病棟へ
そんな生活が3日程続き隣にある急性期病棟の個室へと移る。
移動して初めて感じたのが「こんなに脳卒中の患者がいるのか」と言う事だ。
急性期病棟だから2週間程でリハビリ病院へ移るから脳卒中になりたての患者しかいないにも関わらず病室は一杯で運良く空いていた個室に案内された。
今になって個室で本当に良かったと思う。
急性期病棟でのリハビリ
病室を移ると早速リハビリが始まる。
リハビリは早ければ早い程良いらしい。
右半身麻痺なんて大変だなんて思っていたら、逆に対したことない?みたいな風景が見えてきた。
そう、リハビリ仲間達が頑張ってリハビリしている風景だ。
彼らの中では俺は断トツで若い、俺を除けば平均年齢は恐らく70歳位だろう。
脳卒中の後遺症は色々あり、多くは半身麻痺だったりするが中には排泄が出来ない・言葉を忘れる等の症状の患者もいた。
言葉を忘れるのを失語症というらしく「あ〜、う〜」でコミュニケーションを取っている。
彼は元々明るい生活なんだろう、看護師やリハビリ仲間を「あ〜、う〜」だけで笑わせている。
コミュニケーションは言葉では無いという事を教わった。
この頃には病院生活にもすっかり慣れて、看護師さんの前でも余裕でトイレを済ませる事が出来るようになっていた。
次回のブログでは入院 リハビリ病院編をお送りしたい。
では、また!