VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件
読了
とても良い本でした!
今日は読んだ感想等を書いていきたいと思います。
VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件
内容紹介
○「VUCA(不安定、不確実、複雑、曖昧)」に対応するために必要な能力を紹介している。
その能力等は上記Amazonページで確認して欲しい。
書評などは俺なんかよりHONZや書評ブログ等を読んで頂ければと思う。
このブログでは印象に残った一文を引用して、俺の感想メインを書いていきたい。
①
何が当たるか、わからないVUCAな状況下では、 議論を重ねることが、創造性や意思決定 の精度向上には必ずしもつながらないということを示唆しています。
まさに無駄な会議や報連相が精度やスピードを落としている。
きっとこのスピード感が中国やシリコンバレー等の企業が得意としている所であり、日本企業が遅れてしまっている原因だろう。
勿論、俺が勤めている会社も周回遅れで申請書等は地球何周してるんだ位である。
無駄を削ぎ落として、問題の本質を話し合える議論をしない限り状況は変わらないだろう。
②
どのような問題解決に取り組みたいかを自間自答しながら固めてきた意思が、AIに負けない真のプロフェッショナルへの道を示してくれるでしよう。
問題解決よりも問題提起に価値があるのはこの令和の時代には前提だと思う。
AIやテクノロジーの進歩で問題解決力の価値が下がり、問題提起が出来る人の価値が上がっている。
本質をつく問題をしっかり提示出来れば後はテクノロジーが何とかしてくれる時代に来ている。
③
令和の時代は情報が広がるスピードが速いため、 コモディティー化もかつてないスピードで進んでいきます。 凡庸な製品やサービスは競争にさらされ淘汰されていきます。業界の壁は低くなり、異業種からの参入もしやすく、新たな革新的な製品やサービースが次々と生まれてきます。
誰にも真似できない「本物」であれば、たとえ資本力による宣伝が できなくとも、勝てる確率が格段に上が見っています。いかにして、 「本物の価値」を生み出すかが大きなカギになると言えるでしょう。
山口周 氏が言っている「意味があるものに価値がある」と同意だと解釈した。
便利なモノはコモディティ化され安くなり無料に近づいていくが、意味のある物は価値が下がらず誰も真似できない。
「本物の価値」とは意味がある物にしか無い、誰かにとって意味のある事を何かを考えながら価値のある人間になりたい。
④
変化が激しいこのVUCAの時代の中で、「試して」みて見込みがないようであれば、「撤退する」という判断は合理的です。「撤退」できないのであれば、「試す」ことも難しくなってしまいます。
所謂、サンクコストの事だがVUCAの時代には高速でPDCAを回す事が必須となっている。
いつまでも過去にとらわれる事なく、今・未来を見ていかなくてはならない。
以上、気にいったのはほぼ前半
後半はキャリアアップやリーダーシップについてだった。
VUCAというキーワードは今の時代には避けて通れないだろう、しっかり押さえておけて良かった。
ではまた!