kossy'sブログ

32歳で脳梗塞に、それをきっかけに走り始めたアラフォーランナー。趣味は読書・NBA・子育て

投資家が「お金」よりも大切にしていること 藤野英人 著

今日読み終わった本はコレだ

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)


ホリエモンの推薦が帯に書いてあったから、完全にジャケ買いだがまぁまぁ面白かった。

まぁまぁと言うのは理由があって
著書曰く
日本人は「清貧」という言葉の意味を取り違えている。
目指すべきは「清富」だろう。
と言う主張はわかる。

しかし、著書は「日本人はお金を稼ぐ事を悪だと思っている」と主張するが、俺はちょっと違っていて「お金を稼げない言い訳に“清貧”が使われている」と思っている。

貧しい事は良い事だという間違った解釈を、ある種利用して現状維持の言い訳にしているんではないか?
貧しい事が清い事と勘違いされているから向上心が育まれないのではないか?

と喉に何かがつっかえながら読み終わった本だからだ。

しかし、他は大体同意出来るし勉強になった。
特に「真面目」に対する勘違いの指摘で

日本人は真面目ということの意味を履き違えているように思えてならないのです。

辞書で調べると「本気であること。真剣であること。誠意のこもっていること。誠実であること」 と、同じようなことが描かれています。 つまり、言われたことを言われた通りにやることや、ルール・規則を守ったり、常識をわきまえたりすることは、真面目の本来の意味ではないのです。

真面目とは、本気であり、真剣であり、誠実であること。 そして、「本質とは何か」ということを、しっかり考えること。

と真面目とは本質を考える事としている。
勘違いされた「真面目」は完全に思考停止しているが本当の「真面目」は考える事だ。
これは特に共感した。

また、以下も良かった。

日本の地方や郊外は「ファスト風土」と呼ばれるように、どこに行っても同じような風景(街道沿いにチェーン店やショッピングモールが建ち並ぶ風景)が広がっていますがそれは、みんながそういうお金の使い方をしたから、そうなっているだけのことです。 

どこかで似た事を読んだ事がある、それは
「社会が核家族を増やしたのでは無い、核家族を選択した人が増えたから核家族化したのだ」
世の中にある「なぜ、こんな事になったんだ!」と言う主張の奥には「自分達がそれを望んだ結果」である事を前提に置かないといけない。と俺は思っている。
今の世の中、人が望む通りに最適化されて行くからだ。

楽しい世の中にしたければ、自分が笑わなければいけないし

好景気にしたければ、自分が消費を楽しまなくてはいけないし

政治に文句があるなら、自分が意見を表明し動くべきだ。

日本は日本人が望む通りになる
今までは「清貧」という勘違いを理由に現状維持を望んできた。
だから今の日本は「勘違いされた清貧」状態にあると思う。

皆が「清富」を望めば、近付くはずだ。





皆さんは勘違い清貧だろうか?

それとも本当の意味での清貧だろうか?

俺はただの“貧”だけど(笑)






では、また!



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