シン・ニホン 安宅和人 著
読み終わった後の感覚はファクト・フルネスに似ているが、シン・ニホンは圧倒的にリアルだ。
リアルだけに「自分に出来る事なんてあるのか?」「何をすべきなのか?」と自問が止まらなかった。
だが、ソレを考える事が自分に出来る事だと落ち着いた。
そんな本だ。
今日読み終わった本はコレ
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この本は以下の様に、政治・教育・企業・テクノロジーと今、そして未来のニホンやあるべき姿を圧倒的な量のファクトで示している。
・現在の世の中の変化をどう見たらいいのか
・日本の現状をどう考えるべきか
・企業はどうしたらいいのか
・すでに大人の人はこれからどうサバイバルしていけばいいのか
・この変化の時代、子どもにはどんな経験を与え、育てればいいのか
・若者は、このAIネイティブ時代をどう捉え、生きのびていけばいいのか
・国としてのAI戦略、知財戦略はどうあるべきか?
・AI時代の人材育成は何が課題で、どう考えたらいいのか
・日本の大学など高等教育機関、研究機関の現状をどう考えたらいいのか
正直、まだ本の全てを理解していないし出来る気もしない。
400ページを超える本だし著者の安宅さんの経歴なんかを見れば、俺なんかに全て分かる訳ない。
本を手に取った時にその厚さにたじろいだが、立ち読みで“はじめに”に書かれていた以下の文を読んだ後、気が付いたら買っていた。
破壊するだけの (Destructive な) アイデアは何も生み出さない。「文句は言っていい、しかし言った人が直す」は僕らが保育園や幼稚園で学んだ、この社会の掟だったはずだ。
この本に書いてあることは、日本の問題点の本質ばかりだ。
範囲が広すぎるので自分の身近な部分を重点的に読んだ。
それは、日本や子供達の事を考える前に我々がどうするか?だと思う。
そう考えて読み始めたので400ページも楽に読めた。
ただ、我々一般人にやれる事はあまり無い。
ただただ勉強有るのみだ。
まだ数十年の労働人生が残っている現在の30代、40代以上には生き残りをかけたスキルの刷新 がられている。
やらないよりはマシである。
“オワコン” (終わった人)にならないためには、MOOC、専門学校、大学などを活用しながら、リテラシーや人間力を鍛えていくことが望ましい。
別にプロを目指すわけでないのであれば、元の訓練状況にもよるが週半日を半年~1年もやれば 相当のところで十分行けるだろう。
日本人は22歳(大学卒業)で勉強をやめる。
社会人になってからの学びが先進国の中で最下位だったと思うが、それ程圧倒的に少ない。
副業が解禁され終身雇用もなくなった今、いわば共産主義的な年功序列・終身雇用で何もせずとも昇進・昇給するジャマおじ・ジャマおば達に埋もれてしまっていた、所謂 “やってる人達” の時代にこの数年でなっていく。
俺はやってる人になりたい、やってる俺を見せて子供達を育てたい。
やってない人が何を言えるだろうか?
やるのは何でも良いと思う。
この本の範囲の広さは間違いなく今後何年も読み直す事になると思う。
良書というより必携書とでも言うべきか。
世界のファクト・フルネス
日本のシン・ニホン
という感じだろう。
本の最後にはこう書いてある
「1日をいきることは、一歩進むことでありたい」湯川秀樹
さあ行動だ。
俺も自分の足で一歩進む。
皆さんはどうだろうか?
さあ行動だ!
では、また!
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