「好き」の設計図 関野吉記
今日読んだ本はコレだ
の前に先に結論から書きたい。
結論
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好きになったら、
その相手の情報を
もっと知りたくなる。
しかし、好きでもない相手のことは、
わざわざ調べようとは思わない。
これは、個人も企業も まったく一緒なのである。
で、今日読んだ本はコレだ。
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「好き」の設計図 ~伸び続ける会社のブランディングはどこが違うのか?~
- 作者:関野 吉記
- 発売日: 2019/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
先に上げたとおりで、それ以上でも以下でも無い。
ブランディングについて端的に書かれていて、ドッグイヤーが多数付いた。
コレは良書だ。
きっかけは勿論いつものとおりジャケ買い。
俺もあるブランドを持つメーカーの社員なをだが、自分事なので最初から面白く1日で読み切った。
先程書いたとおりで余計な事が書かれていなく、とても端的で読みやすかった。
そんな本の中で著者の主張から気になったのは以下の点だ。
トップから昨日入社した社員まで全員がそれを理解し、すべての部署が連携することで、ブランディングは初めて完成し、有効に機能するのだ。
著者は広告会社にブランディングを依頼しているだけではブランドは産まれないとしているが、まさに上記の主張で納得させられる。
結局、社長や役員・広報やマーケティング部が頑張るものでは無く社員一人ひとりから産まれるとして非常に納得した。
またブランディングの良い例としてナイキを取り上げている。
新しくナイキに入って来る社員について、ナイキの福利厚生等のインナーブランディングやナイキイズムに既に共感しているため、そこをゼロから教育しなくても良い。
としていて意識の共有をする事で仕事がスムーズかつイメージとおりに進むのは、非常に“オンラインサロン的だなぁ”と感じた。
福利厚生を戦略的に考えて強化に利用している好例だ。
バイトが起こす、不適切投稿など
「お金以外の価値」を見いだせない為に起こる不祥事は、ブランドがない為ブランドの一員になれていない事が原因だ。
しかし先程のナイキは入社時から意識が統一されやすいから
「お金以外の価値」を見い出せる効果もある。
ブランドイメージが無いと
今日初めて名前を知ったような会社から、いきなり「わが社の前身は先々代が戦前に苦労して興した金型部品の町工場で、戦後は大型プレス機を導入し…」みたいな話を聞かされても、普段は観ないNHKのドキュメンタリー番組を観ろと言われているようなもので「ちょっと勘弁してください」となるに決まっている。
と書いているが正にそのとおりである。
そして、いくつかブランディングの方法を書いてくれているが
若手社員が簡単に辞めないようにするための秘策がもうひとつある。 それは、「ミドル社員の教育に力を入れる」ということだ。
というミドル社員の教育について書かれた箇所は非常に勉強になった。
俺もそうだが、ミドル社員は会社にとって良くも悪くもキーマンになる。
以下にブランディングの方法をまとめた
1、ブランドコンセプトの明確化
イメージの核となるのはトップの想い。はっきりわかりやすいビジョンが見えないといけない、
2、ブランドの具現化
ブランドに込められた1の想いを社員の目に触れる場所に見える化する。
3、ブランドを浸透させるのは社内環境づくり
ミドル社員がトップになり代わって、現場レベルにつたえていく。
4、ブランドイメージの浸透度を可視化
社員の理解・行動を数値化・見える化。
5、ストーリーを発信
各部署の発信をブランドイメージを踏まえたものに統一し社会に向けて発信する。
以上
ブランディングは社内から
これはすぐに外を向きCMや広告に頼りがちな会社にとっては盲点なはずだ。
何事も足元からしっかり作り上げていかなければいけない。
俺も今朝、スマホで情報収集をしていたら犬のウ○コを踏みそうになった。
会社も個人もブランド化する為には足元をしっかり作ろう!
ウ○コを踏んでいるようではブランディングは程遠い。
ウ○コ、ウ○コうるせー
って気持ちは良くわかる。
だが、もう一度
皆は足元のウ○コはしっかり見えているだろうか?
では、また!
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