営業はいらない 三戸政和著
今日読み終わった本はコレだ。
営業はいらない (SB新書)
著者は三戸政和さん
株式会社日本創生投資 代表取締役CEO
著者の本は「サラリーマンは300万で小さな会社を買いなさい」が有名だろう。
最近Twitterを始めた事は先日ブログ
に書いたが、そこで著者をフォローした事からこの本を知る事になった。
この本は一見、釣りタイトルの様に見える。
著者も冒頭でそれに触れているが全然違うことを保証したい。
セールステックなんて言葉を聞いた事があると思う。
セールステックとは、ITを活用して営業活動の生産性を高め効率化を図る手法及びツールのことを指します。営業(=Sales)と技術(=Technology)をかけあわせた造語であり、フィンテック(Financial+Technology)やアグリテック(Agriculture+Technology)と同じように新たなイノベーションを生み出す概念。
このセールステックが凄い。
旧態依然とした営業マンはいらなくなると言う事がコレでもか!と書いてあり、もし営業マンだったら泣きながら読んでいただろうと同僚を思いながら読み始めた。
もちろん他人事では無く営業部では無い自分にも、このセールステックが大きな影響を及ぼす事は読み進めてすぐに理解した。
勝手に同僚を哀れんでいたのが恥ずかしい。
俺の胸にズシンと来たのがこの一文だ
そして営業活動は、「1の利益」を得るために「99%の不利益」をまき散らしている。
身に覚えが無いだろうか?
「こんなの売れねぇよ」
と言いながら営業している事に。
俺はあった、なんなら売れない物を売る事に執念を燃やしていた時期もあった位だ。
(恥ずかしい)
売れない物を売る為に無駄な努力をして来た。
そして、今日本の営業マンの少なくとも半数位は自分の納得いく物以外を売っているだろう。
でも、それは営業マン達が悪いのではない。
経営者の戦略や時代を読む力が大きく働いているはずだ。
川上の戦略が時流に合っていなければ、そのしわ寄せが川下に集まってしまう。
現在の日本では、多くの企業が、そして、そこに属する多くの営業マンが、トップの生み出す戦略の不在によって、川下での総力戦を余儀なくされている。これが今日本が置かれている営業の現実だ
俺は↑の言葉に穴が開くほど赤ペンした。
無駄を撒き散らす原因だ。
もちろん我々にもその責任はあるが、このブログではとりあえず人のせいにしておく(笑)
とそれは冗談だが
我々一般サラリーマンも経営者をしっかり判断して行かなくてはいけないだろう。
旧態依然とした日本式システムでは上司や経営者の言う事を聞いていれば売り上げは上がった。
しかし、今は令和だ。
そんな事をしていたらサバイバル出来ないのは明らかで俺達は使い捨てられる前に準備しいつでも行動出来る様にすべきだろう。
本書には役割の決まった人からセールステックに代替されるとある。
ルーチンワークをいつまでも続けていないで考えなくてはならない。
ただ、デストピア的な事ばかり書いているわけではない。
セールステックを使いこなし、経営者的視点を持ち、経営者になるのも良いと言っている。
1つ疑問なのは営業マンが減っている事と少子化・人口減少の相関について書かれていなかった。
それについては下記でも書いたが、デービッド・アトキンソン氏の国運の分岐点が分かりやすい。
国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか - kossy'sブログ
暫く営業は無くならないが、準備は必ず必要だ。
著者も「営業」と言う行為が無くなることを想定してキャリアを歩んだ方が良いと言っている。
会社の方針に疑問を持つ人
売りたくない物を売っている人
どうすれば令和の時代をサバイバル出来るか悩んでる人
読みたくないブログを読んでる人←うるせぇ!
そんな人に是非読んで欲しい。
ブログもね
では、また!
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